イギリス映画「小さな恋のメロディ」

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皆さんは、今まで見た映画の中で一番好きな映画は何ですか?

私は何と言ってもイギリス映画「小さな恋のメロディ」。
イギリスで1971年に公開された映画です。



1970年代初めのロンドンは、今と違って、ゴチャゴチャした感じだけど、この雰囲気がたまりませんの~。この時代のロンドンに行ってみたかった。

オープニングの早朝のロンドンの映像がたまらなく好き!



これまで、何回見たのか・・・わからないほど、何度も何度も見た映画。
昔はダビングしたビデオで見ていましたが、2004年に待望のDVDも発売!

サントラ盤レコードも持ってます(CDじゃないので今は聴けないのが残念)。
ビージーズの曲がこの映画にとてもマッチしておりました。

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この映画を始めて見たのは、中学生か高校生の時で、テレビの洋画劇場か何かだったと思う。
すでに、イギリスオタッキーだった私は、イギリスの子供たちの学生生活、ロンドンの風景の美しさ、イギリス人の日々の暮らしが垣間見られて、益々イギリス熱が高まってしまった映画でした。

イギリスの学校ではダンスパーティがあったり、宗教の時間があったり、先生の体罰があまりにも怖かったり、学校内でタバコを吸う学生がいたり・・・イギリス人にとっては何でもない日常の事なのでしょうけど、当時まだティーンエイジャーだった私は驚きの連続でもあったり。

日本にはかなりこの映画のファンがいるというのに、本国イギリスでは全くヒットしなかったそうで、私も知り合いのイギリス人数人にこの映画のことを聞いてみたけれど、知っている人はいなかったんです。
ジャック・ワイルドやマーク・レスターは、映画「オリバー・ツイスト」に出演していたのでちょっとは知られているようだったけど。

あらすじ

イギリスのごく普通の家庭に育った小学生ダニエルは、同じクラスの親友トムと学校を抜け出して遊ぶ毎日。ある日、ダニエルは、ふと覗き見たバレエの授業でメロディという少女に一目惚れをしてしまう。メロディが気になって仕方の無いダニエルの想いは、やがて彼女にも伝わっていく。初めてのデート、2人は互いの好意を確かめ合い、学校をさぼって海辺のデートへ、そして結婚の約束までしてしまう。あきれる大人たちをよそに、やきもちを焼いていたトムも2人に協力するため、クラスメートを巻き込んである作戦を立てる・・・。

トロッコで向かった先に幸せがあったかどうか、当時の私は何も考えていなかった。
ただこの先に何かきっとある・・とか真剣に思っていたはずなのに、そんな事も思わなくなった今の私。

でも、そんな若かった頃の自分を思い出させてくれる、私にとってはバイブルのような映画。

この映画を見たのが、多分私も10代だったからこそ、新鮮にも感じ、ラストのトロッコで逃げるシーンを見ても、「つかまらないように遠くに逃げるのよ~!」なんて応援してたりしましたが、もし、今の年齢で初めてこの映画を見たとしたら・・・「まぁ、子供のくせに・・」「先生の車を爆破して、どうするのよ!」「トロッコで逃げたってきっとすぐ捕まって、先生や両親に怒られちゃうわよ」とか何とか言うに違いないなぁと思ったりもして。

2年前ほど、当時中学生だった姪っ子1号にせがまれて、ケータイ小説から人気となった映画「恋空」というのを一緒に見に行ったのですが、姪っ子1号が力強く「絶対に泣くけん!感動すっけん!」とか言ってました。

これがですね~、高校生のくせに、茶髪だわ、図書室でイチャイチャするわ・・学校をさぼるわ・・あげくに妊娠するわ・・・で、「はぁ??」と思いながら見てました。
結局、相手の男の子は、難病におかされていて・・・という悲しいお話でもあったのですが、私、映画館に行って、初めて「早く家に帰りたい!!」と内心ず~~っと思ってました(苦笑)。
で、やっとのこさ、映画が終わって、明かりがついて、周りを見渡すと、10代の若者ってば、ほとんどハンカチを目にあててるじゃあないですか!
「ひょえ?みなさん、感動してらっしゃったんですか・・・」と思って、姪っ子を見たら、姪っ子1号までウルウル状態(笑)。
あ~私って、もう純真な心を忘れてしまったおばちゃんになっておりました。

でも、「小さな恋のメロディ」に限っては、今、この年齢になっても、まだまだ感動できちゃうのが不思議です。

ということで、2007年1月のイギリス旅行では、メロディちゃんが金魚を泳がす水飲み場?に絶対に行ってみよう!と心に決めていたのでした。
ネットで簡単な地図はわかったけれど、果たしてちゃんと着くのか不安でしたけど・・。

ビッグベンの前にあるウエストミンスター橋をまっすぐウォータールー駅へ向かって歩きます。

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この辺り、道があちこちに分かれていて・・・ちょっと不安に思いながら歩いたところ。

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Kennington Road をまっすぐ歩くと、Lambeth Road と交差するところがあります。

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その角に、メロディちゃんが金魚を泳がせる、当時は家畜の水飲み場だった水槽のようなものがあります。
現在は、花壇になってましたが。

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朝8時過ぎにホテルを出て、まだちょっと薄暗いロンドンの下町を一人歩きながら・・・
やっとこさ着いたときは感動~~~~でした。

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もうちょっと先を歩けば、メロディちゃんがお父さんにお小遣いをもらいに行ったパブなどがあったらしいのですけどね。次回の楽しみにしておきます。

それにしても、あの映画でのメロディちゃんたちの学生服がとっても可愛かったですよね。
青と白のギンガムチェックのワンピースに紺のブレザー!
あんな可愛い制服だったら、学校に行くのも楽しいだろうな~。

でもこの映画、イギリスの階級社会もチラッとのぞかせているんですよね。
今ではなくなったんですけど、イギリスのパブは昔、労働者階級と中産階級以上の人が利用する入り口が別々にあったそうなんです。
部屋も仕切られていて、同じ店内に2つの世界があったのです。今は禁止されているそうですが、古いパブに行くと、間仕切りが残っていたりするそうです。

映画の中でびっくりしたと言えば・・・メロディのお父さんは仮出所中だったし(苦笑)、オーンショーは多分両親もいなくて年老いたおじいさんと暮らしていて、家はガスも壊れてましたね~。
ダニエルの家はまあ中流だったのかもしれないけれど、それでも家はそんなに広くはなく・・・。

そういえば映画の中で、「1192作ろう鎌倉幕府」みたいな暗記方法がイギリスにもあるんだ~とちょっと感動したことも。
歴史の時間で、先生が黒板に「STMTBMC」と書くのですが、これはウェリントンのイベリア遠征についての暗記方法。

Saucy Turtles Make Terrible Bath Mats,Charlie
「いせいのいいカメはひどいバスマットになるよ、チャーリー」

Sはセレナへの上陸を表し、Tはタラベラでの戦闘、Mはマドリッド侵攻、Tはトレス・ペドラスの戦線、Bはブサコの戦い、Cはシュダッド・ロドリゴの戦闘を表しているそうです。イギリスの学生も大変だな・・・。

ところで、昨年のマイケル・ジャクソンが亡くなったあと、マーク・レスターさんが一躍有名になったのは驚きでした。
チェルトナムで整骨院を経営しているとは知っていたのですが、まさかマイケル・ジャクソンとお友達だったとは!
そしてあのパリスちゃんのお父さんがマーク・レスター??

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私はダニエルよりもオーンショーの方が好きだったのですが、オーンショーを演じたジャック・ワイルドさんが2006年喉頭ガンで53歳の若さで亡くなったのはショックでした。
ご冥福をお祈りいたします。

こちらで映画全編を見ることができます(日本語字幕はありませんが。part11まで) → 

こちらは、ダニエルとメロディの再会1999年編 → 


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by chelsea26 | 2010-01-11 00:02 | 映画