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Kensington Palace & Kensington Gardens

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この美しくも上品な門は・・・・・

故ダイアナ妃が住んでいたケンジントン宮殿の門です。

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昨年1月のたった!!!1週間のイギリス旅行の最終日に、ここへ行きました。
ホテルはケンジントンで、ガイドさんとの待ち合わせ時間が15時ということもあり、近場でのんびりと過ごしました。

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ケンジントン宮殿です。こぢんまりとした可愛い宮殿です。警備が物々しくないのがいいですね~。

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宮殿といえども、一部公開されていて、見学することができます。
昔は入場料5ポンド位だったような気がしますが、現在は、12.30ポンドですって!(昨年からまた値上がりしてますわ~)しかも、当時は1ポンド=160円ぐらいだったのに、今じゃ、210円ぐらいでしょ~。たまりませんです。
95年に宮殿内を見学したことがあります。ガイドブックには、ダイアナ妃の結婚式の時のウェディングドレスがあるって書いてあったのに、見あたらなくて、案内のおじさんに尋ねたら、「今は靴だけだよ」と指さしてくれました。まぁ、当時すでに別居状態だったから、仕方なかったのかも?

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以前テレビで「ダイアナ妃の告白ビデオ」という番組を見たことがあります。このビデオは、スピーチを苦手としていたダイアナ妃が、知人の友人というボイストレーナーを公邸に呼んで、ビデオ撮影をしながらレッスンを行っていた様子が一部公開されたもの。

このトレーナーの男性には会って二度目だというのに、すっかりリラックスしているダイアナ妃は、おもむろに今までの自分の人生、結婚当時の話を赤裸々に話し始めた。

ダイアナ妃の結婚式の様子は、当時、イギリスに憧れていた私はテレビの前にかじりついて見ていた。ロンドン中に集まった多くの群衆、セントポール寺院の中に敷かれた真っ赤な絨毯の上を、1万個の真珠をつけた8メートルの美しいヴェールとともに幸せそうなダイアナ妃が、皇太子と仲良く腕を組んで歩いていた姿を思い出す。でも、このときにはすでにカミラさんの存在を知ったダイアナ妃の苦悩が始まっていたんですね。

彼女の不幸は幼少期からすでに始まっていた。6歳の時に両親が離婚。姉たちはすでに全寮制の寄宿学校に入っていたため、幼いダイアナと弟は寂しい日々を過ごしていたそう。その後、ダイアナも寄宿学校に入らされ、また父親に捨てられたと思っていたのだそう。そして、その父親は、子供達には何の相談もなしに、レインという女性と再婚。彼女は、この義母に、acid rain (アシッド・レイン=酸性雨)というあだ名をつけていた。父の再婚には、ダイアナは激しく抗議したそうだが、父親との溝は深まるばかりだったようだ。このレインという女性、オルソープ城にある高価な美術品を勝手に売りまくったり、弟の結婚式の時には、ダイアナ妃の実の母親が出席していたにもかかわらず、挨拶ひとつもしないような無礼な人だったらしい。あのダイアナ妃がビデオの前で、「絞め殺してやりたかった」と言ったのを聞いて、かなりの確執があったのね・・とは思っていたけど、父親が亡くなってからは和解したそうだ。

チャールズ皇太子との出会いから結婚までわずか13回しか会っていなかったという発言にも驚き!です。チャールズは、若い頃、カミラさんにプロポーズをしたそうだが断られたことで、結婚と恋愛は別だと割り切ってしまったのだろうか?

ダイアナさんよりもかなり年上のチャールズ皇太子は、ダイアナにとっては父親の存在でいてほしかったのかもしれない。でも、チャールズ皇太子の幼少期もすでに不幸の始まりだった。イギリス貴族にとって、子育ては乳母の役目だということで、チャールズ皇太子も母親エリザベス女王の愛情を知らずに育った。チャールズ皇太子の父親は、子育ての意見の違いから小さい頃から面倒を見てきた乳母を解雇したそうだ。まだ子供だったチャールズはとても寂しかったにちがいない。この乳母の写真を見て、あまりにもカミラさんに似ているのに驚いた。チャールズは、やはり母親のような人を求めていたのかも知れない。父親のような頼りになる人を求めたダイアナと母親のように愛情を注いでくれる人を求めていたチャールズ。やはりこの二人の結婚は最初から不幸の始まりだったとしか言えない。

すでに夫婦の仲が冷え切っていたダイアナ妃は24歳の頃、14歳年上のボディガードに心を寄せるのだけど、王室内で噂となり、その彼は解雇されてしまう。それからカンヌ映画祭へ行く途中の車の中で、チャールズ皇太子から彼が交通事故で死んだことを聞かされたダイアナ。その後、ビデオの前で「彼は殺されたのよ」と寂しそうに語ったダイアナ妃。やっぱり、ダイアナ妃の交通事故には何かあったのかも??と思わせる程の衝撃だった。

結婚後のストレスから過食症になったダイアナ妃は、泣きながらエリザベス女王に相談したそうだが、相手にされなかったとのこと。ダイアナ妃は、結婚後、心の底から相談できる人もなく、いつもいつも孤独との戦いだった。ビデオを通して、世界中のみんなに自分の気持ちを知って欲しかったに違いない。まさか、このような形で公開されるとは思わなかっただろうけど。

離婚前には、パパラッチから逃れるために公務から遠のいたりしていたけど、離婚後は、全てをふっきたかのように、地雷撲滅運動などに力を注いでいたダイアナ妃。あの事故からすでに11年も経ってしまったけど、ダイアナ妃の笑顔はいつまでも永遠に忘れません。。。

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こちらはケンジントン宮殿の東側にあるケンジントン公園。真冬の1月とは思えないほど緑の芝生が美しい~。公園では、可愛い少年達のサッカー教室なども行われていました。

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ケンジントン・ガーデンズはハイドパークの西隣にある公園。真ん中に細長く延びるサーペンタイン池をはさんで、東側がハイドパーク、西側がケンジントン・ガーデンズなのだけど、とにかく広い。ハイドパークは、ヘンリー8世の時代には狩猟場としても使われていたそうです。

こちらは、人工湖のRound pond。美しい白鳥や水鳥がたくさんいました。

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1週間の旅行で傘を使うことは、ほとんどなかったのですが、いっつもどんより曇り空だったのに、帰国日に限って、春のようなポカポカ陽気とこの青空!!(なんでやねん!)
この湖の辺のベンチに、Setsukoさんと座って、しばし・・・ボォ~としていました。二人の心の中は「帰りたくない~」だけでした。

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by chelsea26 | 2008-08-08 20:47 | イギリス