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実尾島(シルミド)&イルサン

先月、韓国ドラマ「天国の階段」のロケ地のことを書いてから、その後続く・・・と書いておきながら、すっかり忘れておりました。

天国の階段のロケ地・舞衣島(ムイド)のあと、ここから車で5分程度の実尾島(シルミド)へ寄ってみました。夏は、海水浴客で賑わうというシルミ海水浴場の前に、実尾島(シルミド)があります。

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ここは無人島で、引き潮の4時間位のときだけ、石をつたって実尾島(シルミド)へ行くことができます。偶然、運良く、私たちが行ったときが引き潮だったので、シルミドまで渡ってみました。

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2003年、韓国で封切りとなった映画「シルミド」は、韓国映画史上初の1000万人の観客動員を達成したそうです。




1968年に、北朝鮮から武装ゲリラが、大統領官邸近くまで侵入し、韓国警察官と銃撃戦を展開したことに恐れをいだいた政府が、秘密裏に北朝鮮の金日成暗殺を目的とした「684部隊」を設立。ここで、31名の民間人や死刑囚などが集められ、殺人兵器として厳しい訓練を受ける。

いざ、北朝鮮へ潜入・・という日に、政府は外交路線を変更し、作戦中止。その後、この部隊は、政府にとってはお荷物となったのか。。。抹殺計画を知った31名は、シルミドを脱出し、その後、バスを乗っ取り、警察官との銃撃戦で多くが自爆、もしくは怪我をしたものはその後死刑・・となったという実話。

これはバス乗っ取りの銃撃戦後の写真

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映画では、隊員の中に死刑囚が含まれていたようになっていたけれど、実際は高額報酬で応募してきた民間人がほとんどだったとか・・・全てが事実というわけではなさそうだけど、30年以上も政府によって隠蔽されていたこの事件は、この映画によって、多くの真実もわかってきたそうです。



この映画では、31名全員が主役ということで、存在感のある俳優ばかり。
韓国四天王のようなイケメン俳優はいないけれど、ソル・ギョングやアン・ソンギ、最初は厳しい鬼軍曹だと思っていたチェ軍曹を演じたホ・ジュノなど迫真の演技でした。壮絶な訓練、銃撃戦などの場面が多く、女性には目を覆いたくなるようなこともあるけれど、その中での男同士の友情、理不尽な国家権力に立ち向かう団結力に涙がとまりませんでした。

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部隊地後は、1~2時間歩かないといけないらしいので、あきらめましたが・・。実際に見た実尾島(シルミド)は、まさか30年以上前に、ここで、死との向かい合わせのような厳しい訓練が行われていた所だとは思えないほど、静かな島でした。


シルミドに行ったあと、途中の食堂でちょっと遅い昼食。やはり、ここまで来たからには「海鮮鍋」を注文。
メインの料理の前に、いつものごとく小皿の料理が次々と運ばれてきます。すべて無料というのが、本当に素晴らしい(笑)。

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これは高麗人参酒??なんともでかい人参でした。

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韓国では、カルビや冷麺などを目の前でハサミでジョキジョキと切ってくれるのだけど、この海鮮鍋もお店のおばちゃんがジョキジョキとぶつ切り!

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貝やエノキ、白菜、ネギなども入ったとてもおいしいスープだったのだけど、この頃はあまり辛いものを食べつけていないので、「辛い・・!」の連発でした。今なら、大丈夫!

そのあと、一山(イルサン)という街の公園へ行きました。ちょうど「ソウルモーターショー」が開催されていたところで、街中もかなりにぎわっていました。

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若いカップルは、二人乗り自転車に乗って、楽しそうにデートしていたり、家族連れは、おいしそうにお弁当を食べていたり。。。どこでも見かけるのどかな風景。

公園内にあった植物園

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韓国でも、健康に気を遣う人が多いようで、広くて美しい公園には、ウォーキングをしているアジュンマ(おばさん)がやたらと目立っていました。

韓国のおばさまたちの特徴は、なんといっても「サンバイザー」。
日本に観光で来ている韓国人おばさまたちも、いつでもどこでもサンバイザー(笑)。どうやら、韓国人アジュンマの必須アイテムのようです。

公園をゆったりと歩いていたら、黙々とウォーキングをするアジュンマ二人組が横をすり抜けていったのですが、そのとき、「おや?あれ?何?」と一瞬、びっくりな出来事が。
サンバイザーはもちろんかぶっていたのだけど、顔一面にもマスクが!
どこに目の穴があいているのか・・・とにかく、花粉症用のマスクが顔一面あると思っていただきたい。しかも、ブルーの色。いくら、日焼けするのが嫌といっても・・・すごすぎる。手袋までしちゃって、完全防備でした。よく周りを見渡すと、この顔一面マスクをしている女性の多いこと!!子供が見たら、泣き出すのでは??と思うほど、かなりホラーな感じ。写真を撮りたかったけど、おばさんたちから文句言われたら恐いのであきらめました。

韓国の女性は、あまりスッピンで街を歩いているいる人は日本よりも少ないのではないだろうか・・・?おばさんといえども、韓国ドラマを見てもわかるように、しっかりとお化粧しているし。

最近の若い女性は、ナチュラルメークだけど、おばさまたちのメイクは相変わらず、ちょっとこゆすぎのような気もするけれど(笑)。地下鉄の中でも、チラチラ・・と韓国女性の肌を見ていたのだけど、羨ましいほどにとっても肌が美しい人が多かったように思った。やっぱり、キムチ効果と美に対する意識が重要ポイントなのかもしれません。

by chelsea26 | 2009-11-03 20:16 | 韓国