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ヘンリー8世とロンドン塔




イギリス王室といえば、ダイアナさんがご存命の頃は朝昼のワイドショーで頻繁に話題となるなど、どちらかというとスキャンダルの話題で関心を集めていたって感じでした。最近は、ほとんど・・と言っていいほど、イギリス王室の話題も取り上げられなくなり、なんだか寂しい気も・・・。
チャールズ皇太子とカミラさんの話題じゃ視聴率も上がらないでしょうしねぇ。。

イギリスに行ったからには、ビッグベン、タワーブリッジ、ピカデリーサーカスだけは見ておかないとイギリスに行った気がしない私。これまでは、タワーブリッジ前にあるロンドン塔を観光していたのだけど、昨年1月の入場料が約4000円と信じられない金額になっていたので、外観だけを見学しました。。はぁ、いやぁ~ね。貧乏ったらしくて。。



この王冠プレート、持って帰りたかったです。かっこいい~。



ロンドン塔の入り口







ダイアナさんの事故死により、以前よりは報道は減ってしまったけど、もし、ヘンリー八世が現在ご存命ならば毎日毎日ビッグニュースを見続けることができたでしょう・・・。



イギリスを旅行していると、何かとこのヘンリー八世のゆかりの地が多い。
ロンドン塔といえば、観光名所として有名だけど、ここは多くの反逆者を幽閉、処刑した場所としても知られているところ。1066年にウィリアム1世が築いたそうだけど、元々は王宮&要塞だったものが、ヘンリー8世の時代(1509年~)に、幽閉&処刑場としての城塞になってしまいました。ヘンリー八世は、6人の王妃がいたことでも有名だけど、このうち何と2人の王妃をここロンドン塔で処刑しています。

反逆者の門 Traitor's gate  テムズ川から舟で運ばれた囚人がこの門からロンドン塔へ送り込まれました。




一番目の王妃キャサリン・オブ・アラゴンは、ヘンリー八世の兄の元嫁。兄が早死にしたため、未亡人になった彼女を奥さんにするが生まれた子供はほとんどが死産か流産。一人生き残ったのが、のちのメアリー女王。この女王も、ブラディメアリー(血なまぐさいメアリー)として、多くの新教徒を処刑したことで有名。どうしても嫡子が欲しいヘンリー八世はキャサリンの女官アン・ブーリンとの結婚を決意。しかし、ローマ法王が認めないキャサリンとの離婚を、なんとしてでも遂行したいヘンリー八世は、ローマ・カトリックと断絶してイギリス国教会を設立してしまう・・・なんともワガママな王様!!

自分の国の宗教を変えてまで結婚したアン・ブーリンとの生活だったけど、彼女が出産したのも女の子(のちのエリザベス一世)。その後も流産が続き・・・跡継ぎが欲しいヘンリー八世は、段々とアン・ブーリンをうとましく思い、何の根拠もない不貞の罪で処刑を命じてしまった。。って、何でしょうか、この王様は!しかも、この処刑の10日後には3番目の王妃ジェーン・シーモアと結婚したというからあきれるお話しなんです。
でも、あれだけ嫡子にこだわり続けた王だったのに、現実には、自分が処刑したアン・ブーリンの娘であるエリザベス一世がのちのイギリス国王として大英帝国の繁栄に繋げていったのだから皮肉です。

このエリザベス一世の半生を描いた映画として、ケイト・ブランシェット主演の「エリザベス」がお奨めです。




このロンドン塔の中に、ビーチャムタワーとかベルタワーがあるのですが、ここには囚人が幽閉されていたとされる部屋の壁に死を目前にした人たちの落書きも見ることができるらしい。またアン・ブーリンなどの処刑場跡を見ると、なんだか暗い気持ちにもなるロンドン塔ですが、ここにある「ジュエリー館」はまるで別世界。ヴィクトリア女王戴冠式で使われたという530カラットのダイヤ「アフリカの星」や多くの王冠・宝石など見ることができ、女性の方には必見です!

ロンドン塔の観光ガイド人。ビーフィーターと呼ばれる国王衛兵さん。
ウィキペディアによると、「この仕事に就くには最低22年の軍歴と、善行章を受けていることなどが条件。軍歴は陸軍、空軍、海兵隊に限られ、海軍出身者はなることが出来ない。」と書いてあります。
この制服がこれまた素敵です。一緒に写真に写ってもらったおじさまも紳士という雰囲気が漂っております~。